通勤途中に読んだ本です。
ちなみに、この本は、「冷静と情熱の間」のとき同様、
辻さんが右岸という対となる小説をかかれています。
※ 私は読んでいませんが。(途中なぞ過ぎて立ち読みしたい衝動には駆られたが。。)
もともとは、何となく読み始めた本。
江國香織さんの書く文章と登場人物が魅力的なので、つい手に取ってしまった一冊。
主人公が、とても魅力的。
賛否両論あるかと思うけど、私はとても好きだなあ。
きっと彼女のような行動力があって、独創的で、魅力的な女性がいたら、
影響を受けずにはいられないでしょう。
(きっと、右岸の主人公の彼もその虜となった人の一人。)
彼女の孤高とも言える後編の生き様は、遠くへきてしまったこと(文中で主人公の兄、惣一郎が語りかけるセリフ)、を感じさせる。一方で、常に九(主人公の幼馴染)とはどこかで繋がっている。
色んな愛の形があるが、やはり人は孤独であることを感じた一冊。
私にも魂で繋がれるような人が居たら面白かったなぁと、思った。。
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