あレこレビュー！ 
安斎かりんさんの「顔だけじゃ好きになりません」の第2巻を読みました。ネタバレと感想を記載します。
引き続きドキドキが止まりません…それではどうぞ！！
ここからはネタバレ含みますので、ご注意ください。
ネタバレ
毎日学校に来るようになった奏人先輩。
先輩に話しかける女子も増えてきました。（もちろん無視していますが…）
そうなると一緒にいづらくなってしまう才南。
今までは写真を撮るために一緒にいましたが、もう普通に学内にいるので、二人きりになる口実がなくなってしまいました。
相変わらず顔が近い先輩。
嬉しい反面、どこで誰が見ているかわからない中でバレたら炎上する…
「今後、もう一緒にいるのは控えましょう！」
「…でも、こうなるのは最初からわかってたよね？」
勇気を振り絞って言いました。
「はい…、わかっていないフリをしていました。先輩と一緒にいたかったから」
そこで、バレずに目標達成できたら解禁しようと約束する二人。
頑張って早く達成してほしい！
「学校で会っても知らないフリをする」
とんでもなく難しい約束をしてしまった（せざるをえなかった）奏人先輩と才南。
翌日からすでに心折れ気味の才南に、同じクラスの土井垣くんが話を聞きました。
彼はあっさりと「告白したらいいんじゃないの？」と。
先輩に告白するだなんて今まで考えもしなかった。だけど、するのなら精一杯の愛を伝えたいと。
学校からの帰り道。
才南を追いかけるようにして先輩が後ろにいました。
通学路だとバレるから、路地に入って。
機械音痴な先輩に簡単なスマホ操作を頼まれた才南。
「もしかしたら先輩は、少しでも一緒にいたくて声をかけてくれたのかな…」
そんなことを考えながら偶然、先輩のスマホから自分の写真を発見！！
実は先輩も才南の写真を撮っていたのです！
話せないかわりに…と。
才南は改めて、目標達成できた時には必ず、渾身のセリフで愛を伝えようと決心したのでした。
あらゆる所で助け船を出す土井垣くんは才南のことが好きなの？それとも何か別のたくらみがあったりとか…？
しばらく奏人先輩に会えていない才南。
先輩に告白する時のセリフをずっと考えていました。
ある雨の日の帰り道。
「傘がないから入らせて」と先輩に声を掛けられ一緒に帰ることに。
そして気付いたら才南の家の前。
「雨が強くなってきてる（本当は強くなってない）から雨宿りさせてよ」とまたまた強引に家に入っていく。
ドキドキしっぱなしで頭がちゃんと働かない才南。
部屋にアイドルの写真は飾ってあるのに、自分の写真がないことにちょっと怒り気味の先輩。
横になってふてくされてるので、才南がなだめるとぐいっと身体を抱き寄せられ 「引っかかった」と …！
久々に間近で顔が見れた、と喜ぶ先輩。
あまりの緊張で才南は「このアングルはシャッターチャンスですね！」とその場から逃げる。
結局、自分の折りたたみ傘をさして帰る先輩なのでした。
グイグイくる感じがたまらないですね！！
二人の頑張りでフォロワーがもうすぐ10万になりそうな今日この頃。
奏人先輩はリモート撮影に飽き飽きしていました。
直接撮影する方法、電車内での撮影を考えた才南。
さっそく電車に乗ると超満員。
先輩とはぐれてしまい、撮影どころではなくなったその瞬間。
「ちゃんと俺につかまって。腕回してぎゅっとして」と、どう見てもラブラブなカップルのような状態に。
案の定、彼女と間違えられたり。
そんな中でも無表情な先輩を見て「好きだからやってくれているのか」、「何とも思っていないからできるのか」悩む才南。
告白しようと思ったものの、その後どうなるのかまで考えていなかった。
先輩の「他人じゃない」の一言で安心したり、間接キスされたり…先輩の本心がわからない。
…先輩にとっての私って何？
勇気を振り絞って聞いてみたけど…。
知りたいけど、知りたくない。いっそ知らないままのほうが幸せかもしれない……
距離が近くなればなるほど、相手の気持ちがわからなくて不安になったりしますよね。
なんと！フォロワーが10万を突破しました！！
才南はすごく嬉しくて打ち上げをすることに。
でもやってきた奏人先輩は不機嫌。。
ケーキと手紙を渡しても受け取ってくれず…
「もう更新しなくていいから」と一人で帰ってしまいました。
「本当は面倒だったのかな」「楽しんでるフリをしていただけなのかな」
先輩と初めて話した場所で一人佇む才南。
そこに現れた先輩。
「アカウント消す！」
才南はさらに悲しくなった。
「今まで二人で頑張ってきたのに、何でそんなこと言うの…？」
「何で喜んでくれないの？そんなに嫌だったの…？」
先輩はそうじゃなかった。
「終わったら、これからどうやってあんたと会えばいいの？」
この関係が終わってしまうことに恐怖を感じていたのでした。
二人とも「何もしなくてもずっと一緒にいられる理由」が欲しかっただけなのです。
もう、我慢しなくていいよね…？と才南を抱き寄せる先輩。
こうして無事、解禁されたのでした。
感想
雨の日とか電車のシーンの強引な先輩にドキドキしました。
でも決定的な進展はなかったので、今後に期待…ですね？！
3巻では付き合っているのかなー。そんな順調にいくのか？
土井垣くんもそのうち奏人先輩的なポジションを狙うようになったりして…！
才南・奏人先輩・土井垣くんの三角関係的な感じもアリですよね！！
どっちにしても、今後の展開が楽しみな作品です！
この漫画の1巻で友人にほぼ登場せず、さなって友達いないのか？！と思うような不思議が生まれていたんです（勝手に）
2巻ではやや出て来たのですが、やっぱりその辺の表現がすごく適当（笑）昭和女子だから友達いるならちゃんとした友達に出てきて欲しい私です。
しかも、その友人の子は完全に、奏人先輩（を始めイケメンの男子生徒）の追っかけが趣味。しかもネトスト系女子（笑）笑える設定だけど、それって友達って言うのか？
この子、きっと鋭いと思うのですが、サナは奏人先輩との関係を隠しているし、彼女の存在はどういう位置取りになるのか？サナがうまくやらないとすごく問題になりそうですが…。
正直、友達とのいざこざはこういう漫画で読みたくないので、うまく行って欲しい！
1巻感想でも書きましたが、ここまで「僕は顔だけ」と言う話って、ありそうでなかったと思うのです。
でもそこにフォーカスすることで、スーパーマンはいない、顔だけの先輩が故に悩む姿、フツーの（ミーハーな）女子高生サナのナイスアシストが光る。そんな漫画だと思います。
安斎先生の画力がそれを支えています！是非読んで見て下さいネ！
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